仮想化基盤のあれこれ

とあるIT企業でプリセールス所属だけどポストセールス(いわゆるデリバリー)を担当してます。VMware社製品が中心でしたがそれ以外にも手を広げ始めました。まぁクラウド時代なのでAWSとかAzureとかですね。

Horizon on GCVE

こんにちは、Yos235です。

 

最近ようやくGCPの情報を聞きまして、Horizon基盤としての

設計がどうなるのかを調べてみました。

 

が、期待のGCPではHorizonが動かなくてGCVE(VMware Engine)上に

Horizon Cloudコンポーネントが稼働する、という構成でした。

 

 

techzone.vmware.com

 

気になったポイントを以下に箇条書き。

・SDDCごとに1500User同時、という容量設計。

・オンデマンドと1年もしくは3年の予約(コミットによる割引)

・UAGをGCP上で稼働させる構成はサポートされない。

 LBはGCP上にサードパーティ製を置く構成(GCPってLBないの?Avi使う?)。 

 VPC Network Peering を使う構成。

 ダブルDMZ(って初めて聞いたが2アーム)構成がおススメ。

・リージョンまたぎ(もしくはオンプレ&GCVE)でCPA使う場合

  管理サーバがSDDCにあるのでヘアピン構造になりおススメ出来ない

  けど、Uiversal Brokerは現在サポートされてない。

・現時点では3ノードから(まもなく2ノードがでるとかでないとか)

・HorizonCloudコネクタ必要(Horizon Cloud使ってオンプレ展開する場合と同じ)

・ADはSDDC内に、DNSとしても稼働。サイトは作ろう(まぁそうだよね)

・ファイルサーバはDFS-Rでオンプレ側に複製しましょう(アウトバウンド金かかるじゃん)

仮想マシンレベルの予約をしよう。CPUもメモリも(そうなんだ…知らなかった)

・(Tips)CBRC(ViewStorageAccelerator)は無効にする。無効になってるというダイアログが出るけど、Ignoreすること。

 

いや、決してダメじゃないんですが、GCPの特徴である、

インスタンスが柔軟に選べる(vCPU単位、メモリ単位)

・起動時間が長くなれば自然と割引される

・ハイパーバイザ方式じゃない仮想マシンとか

そういう特色が無くなってしまうのですよね…なんか、もったいないなぁ

 

今日は、この辺で。