仮想化基盤のあれこれ

とあるIT企業でプリセールス所属だけどポストセールス(いわゆるデリバリー)を担当してます。VMware社製品が中心でしたがそれ以外にも手を広げ始めました。まぁクラウド時代なのでAWSとかAzureとかですね。

Subscriptionモデル

こんにちは。Yos235です。

 

ここ最近、Horizon Cloud on Microsoft Azure の引き合いが多く、

Universalライセンスを御見積させて頂く事が増えているのですが、

ちょっとわかりにくいところがあるので整理してみます。

 

https://www.vmware.com/content/dam/digitalmarketing/vmware/en/pdf/products/horizon/vmware-horizon-subscription-feature-comparison.pdf

 

大きく分けてSubscriptionとTerm の2種類があります。

業界的にはSubscriptionへ集約されていく傾向にありますね。

ずっと昔に購入したものをそのまま使い続けていく人たちからも

製品の利用料を頂きながら、どんどん新しい機能をリリースしていく

流れをつくろうとしているのでしょう。中でもAdobeが有名ですが

アップデートのトラフィックが、、という方々も多いかなと思います。

 

Subscriptionには、HorizonとHorizon Apps、それぞれUniversal有り無しの

4種類があります。

 

まず、Horizon AppsはRDSHのみが使用できて、VirtualDesktop

(いわゆるVDI)が使えるのはHorizon(Apps無し)の方になります。

Windows Virtual Desktop (WVD)のマルチセッションは、

Horizon Appsライセンスで使えるようになっています。

Appsのほうが半額程度と考えるとWVDマルチセッションのお得感は

かなり高く、ここ最近の仮想デスクトップ界隈では注目の的です。

 

またUniversal有りは、仮想基盤(vSphereやvCenter)が含まれており、

ホスト数が増えてもvSphereライセンス(しかもEnterprisePlus)料を

気にしなくていいという点で、オンプレ環境ではお得感がありましたね。

またオンプレミス環境にもこのライセンスを利用できるので、

ハイブリッドなVDI(比較的安価なオンプレを普段は使いつつ、

有事の際にクラウドで展開する等)に使えるライセンスになります。

 

今日は、この辺で。