仮想化基盤のあれこれ

とあるIT企業でプリセールス所属だけどポストセールス(いわゆるデリバリー)を担当してます。VMware社製品が中心でしたがそれ以外にも手を広げ始めました。まぁクラウド時代なのでAWSとかAzureとかですね。

WindowsOSのメンテナンス

こんにちは、Yos235です。

 

WindowsOSのパッチあて、と言えば、WSUSですが、

AzureVMの中にUpdate Managerというものがあります。

docs.microsoft.com

 

AzureVMのメニューから、「ゲスト+ホストの更新プログラム」を選ぶと

LogAnalysticsのログ費用だけが必要ですよ、という注意とともに

ボタン一発で管理ツールが起動できます。うーんさすがクラウド

 

そして更新の管理にAzureVMを追加するページに行くと

こんな感じに管理下に入っているとかいないとか表示されます。

参加するにはエージェントを入れるのでVMが起動してないとダメです。

 

f:id:yos235:20210304001941p:plain

 

これでWindows2008などの古いOSについてもこの機能でパッチあてしてくれる、

というものなのですかね(未確認情報=妄想)

 

今日は、この辺で。

 

Azure VM の ディスク性能

こんにちは、Yos235です。

 

ここ最近すっかりVMwareというよりAzure基盤の話が多いですけども。

 

マネージドディスクというものがあります。

azure.microsoft.com

 

AzureVMのOS領域は、P10とかE10とかS10とかを選択して

性能と容量とSLAを決めるものです。

 

基本的に容量が増えると性能もアップするので、

IOPS性能やスループットを考えて、(本来不要な)

ディスク容量を確保する、という考え方になります。

 

 

もう一つやり方があって、朝イチのログオンストーム用にIOPS性能を上げるために

一時的に容量をドカンと増やして、不要になったら減らす技がある、と聞きました。

が、増やすのはいいけど減らすときってそんなに簡単?という心配があります。

 

もしかしてこの技は、ManagedDiskとしては容量が増える=性能UP!

だけどOSから増えた分を認識させない=データが書き込まれるのは防げる、

みたいな話なのかなと。うーん、それにしても減らすオペレーションは怖いなぁ。

 

そんな時には、これか!というサービスがありました。

docs.microsoft.com

容量は増やさないけど性能はUpさせることができる、素晴らしい設定です。

が、

  • 現在、この機能は Premium SSD でのみサポートされています。
  • ディスクのレベルを変更する前に、VM の割り当てを解除するか、実行中の VM からディスクを切断する必要があります。
  • P60、P70、P80 のパフォーマンス レベルは、4,096 GiB より大きなディスクでのみ利用できます。
  • ディスクのパフォーマンス レベルは、12 時間ごとに 1 回だけダウングレードできます。

制約ありすぎですね。これは無理だ。惜しいなぁ…。

 

今日は、この辺で。

Horizon Cloud におけるVMサイズの選び方

こんにちは、Yos235です。

 

VMサイズ選びの基本方針は、

基本になるDシリーズ

 → メモリが多めな Eシリーズ

 → メモリが少なめな Fシリーズ(相対的にはCPU多めにしたいとき)

 → GPUがついてる NVシリーズ

という形になります。

 

Horizon で使用する場合は、以下サイトに要件が記載されてます。

docs.vmware.com

 

ゴールデンマスタOSは決まっているようで、以下の通り。

 GPU付き: NV6 Standard、Standard HDD 127 GiB

 GPU無し: Standard_D4_v3、Standard HDD 127 GiB

 

実際に展開するときは別のサイズに変更できます。(クラウドですから)

 最近のリモートワーク必須な状況からTeams/ZoomのCPU食いなアプリが

 あるので、CPU優先のFシリーズが有力なんですかね。

 RDSHならメモリが欲しくなるのでEシリーズかな。EYPCもいいな…

 

 

ちなみに、管理サーバ群はこんな感じ。

PodManager: Standard_D4_v3(4 コア、16 GB のメモリ)、HDD 30 GiB

UAG: Standard_A4_v2(4 コア、8 GB のメモリ)、HDD 20 GiB ¥19630円/月

UAG: Standard_F8s_v2(8 コア、16 GB のメモリ)、SSD 32 GiB ¥19208円/月

 UAGはいずれか選択できますが、リザーブ効いてトントンなのでF8sかな。

 

CMS: Standard_D4_v3(4 コア、16 GB のメモリ)、 HDD 30 GiB

 

今日は、この辺で。

 

 

 

AzureVMの自動シャットダウン

こんにちは、Yos235です。

 

自費でAzure環境を使っていると、できるだけお金をかけたくないので

AzureVMの自動シャットダウンを使いたくなりますよね。

 

でも。ドメインコントローラはやらないほうがよさそうな情報があります。

 

docs.microsoft.com

 

Azure Portal を使用してドメイン コントローラー VM をシャットダウンしないでください。 代わりに、ゲスト オペレーティング システムをシャットダウンして再起動します。 Portal を使用してシャットダウンすると、VM の割り当てが解除され、Active Directory リポジトリの VM-GenerationID と invocationID の両方がリセットされます。 これにより、AD DS 相対識別子 (RID) プールが破棄され、sysvol フォルダーが権限なしとしてマークされます。また、ドメイン コントローラーの再構成が必要になる場合があります。

 

ということのようです。どうしたらいいんだろうか…(投げっぱなしで終了)

 

今日は、この辺で。(続く、かもしれない)

シェアードアドレス

こんにちは。Yos235です。

 

VDIに無くてはならない存在となったAzureを

年甲斐もなく?勉強しております。

 

システムルートにプライベートアドレスではないものが設定されていて、

プライベートアドレス(各企業内で好きに使っていいアドレス)が増えたのか?

と思いましたが、どうやら違うようです。

 

xtech.nikkei.com

 

日経さんの記事へのリンクで申し訳ないですが、

キャリアグレードNAT(キャリア網内だけで使えるIPアドレス範囲)とのこと。

 

2012年4月にRFC6598にて定められたもので、

100.64.0.0/10 はキャリアグレードNATで使われるだけみたいです。

 

インターネット-CGN-100.64.0.0/10 - 個人宅ルータ - 192.168.x.x/24 みたいな

使われ方をする(CGNのところでグローバルアドレスにNATされる)ので、

自宅のネットワークにリモートログイン、みたいなことが出来なくなるかもです。

 

(私は自宅ラボは持ってないんで、困らないですが)

 

あとはアドレス共有がされるため、GIOロケーションなどが効かなくなるかも、

だそうです。信頼筋の情報→

インターネット用語1分解説~CGNとは~ - JPNIC

 

その他にもスペシャル用途のアドレスが予約されているのですが、

一覧はこちらにございます。

RFC 6890 - Special-Purpose IP Address Registries

 

世の中はどんどん変わっているのですね。

今日は、この辺で。

 

 

Horizon Cloud のポッド復旧

こんにちは、Yos235です。

 

みんな出来れば出会いたくないと切に願うリストアですが、

HorizonCloudのポッドは自動的にバックアップされる仕組みになっています。

docs.vmware.com

 


マニフェスト ファイル バージョン 1101 以降の Microsoft Azure にデプロイされた

> Horizon Cloud ポッドは、Horizon Cloud のバックアップおよび復旧サービスに

>自動的に参加します。

 

勝手に取ります、と。

 

>ポッドをバックアップおよび復旧サービスに参加させない場合は、

VMware サポート リクエスト (SR) を発行して、そのポッドの機能を

>無効にしてください。

 

止めるならServiceRequestを出しなさい、と。

それほどまでにバックアップは必ずやりなさいという、強い意思の表れ。

 

 

>ポッドを前回の 7 つの復旧ポイントのいずれかまで復旧するには、

VMware サポート リクエスト (SR) を発行して要求を作成します。

VMware サポート チームは、このサービス全体の提供の一環として、

>手順についてアドバイスします。

 

復旧をサポートしてくれるのだそうで、頼もしい!

 

これを使うことがないことを切に願います(本日2回目)

 

今日は、この辺で。