仮想化基盤のあれこれ

とあるIT企業でプリセールス所属だけどポストセールス(いわゆるデリバリー)を担当してます。VMware社製品が中心でしたがそれ以外にも手を広げ始めました。まぁクラウド時代なのでAWSとかAzureとかですね。

Azure VM の ディスク性能

こんにちは、Yos235です。

 

ここ最近すっかりVMwareというよりAzure基盤の話が多いですけども。

 

マネージドディスクというものがあります。

azure.microsoft.com

 

AzureVMのOS領域は、P10とかE10とかS10とかを選択して

性能と容量とSLAを決めるものです。

 

基本的に容量が増えると性能もアップするので、

IOPS性能やスループットを考えて、(本来不要な)

ディスク容量を確保する、という考え方になります。

 

 

もう一つやり方があって、朝イチのログオンストーム用にIOPS性能を上げるために

一時的に容量をドカンと増やして、不要になったら減らす技がある、と聞きました。

が、増やすのはいいけど減らすときってそんなに簡単?という心配があります。

 

もしかしてこの技は、ManagedDiskとしては容量が増える=性能UP!

だけどOSから増えた分を認識させない=データが書き込まれるのは防げる、

みたいな話なのかなと。うーん、それにしても減らすオペレーションは怖いなぁ。

 

そんな時には、これか!というサービスがありました。

docs.microsoft.com

容量は増やさないけど性能はUpさせることができる、素晴らしい設定です。

が、

  • 現在、この機能は Premium SSD でのみサポートされています。
  • ディスクのレベルを変更する前に、VM の割り当てを解除するか、実行中の VM からディスクを切断する必要があります。
  • P60、P70、P80 のパフォーマンス レベルは、4,096 GiB より大きなディスクでのみ利用できます。
  • ディスクのパフォーマンス レベルは、12 時間ごとに 1 回だけダウングレードできます。

制約ありすぎですね。これは無理だ。惜しいなぁ…。

 

今日は、この辺で。