仮想化基盤のあれこれ

とあるIT企業でプリセールス所属だけどポストセールス(いわゆるデリバリー)を担当してます。VMware社製品が中心でしたがそれ以外にも手を広げ始めました。まぁクラウド時代なのでAWSとかAzureとかですね。

Azure NetApp Files の制限事項

こんにちは。Yos235です。

 

WVDを利用するにあたり、FSLogixの保管場所を確保する必要があります。

通常、ANF(AzureNetAppFiles)を使いましょう、という話になりますが、

ANFは4TBからの利用になるということで、意外と敷居が高いです。

性能が高い=ディスク容量を確保しているということになるのかなと

思いつつも、それは予測の範囲は出ません。

 

ANFを使おうと思ったとしても、制約事項はあるでしょう、ということで

調べてみました。

 

docs.microsoft.com

 

>1 つの "リージョン" で複数の Active Directory (AD) 接続をサポートしていません。

 

ってことは東日本リージョンでは、1ADドメインしか扱えないってこと???

・・・読み進めてみましょう。

 

> ただし、AD 接続が異なるリージョンにある場合に限り、1 つの "サブスクリプション" で複数の AD 接続を使用できます。

異なるリージョンにある場合に限り、ってことは西日本にAD接続があればOKってこと???それは現実的じゃないなぁ…

・・・さらに読み進めてみましょう。

 

>1 つのリージョンに複数の AD 接続が必要な場合は、別のサブスクリプションを使用してこれを行うことができます。

 

この文章だけ見れば、サブスクリプションを分ければ良い、と読めますね。

「異なるリージョンにある場合に限り」が前提となっているのか、この1文だけで成立するのかは??? うーん、日本語は難しい。

 

現実的な理解としては、「複数ADドメインがある場合は、

ドメイン毎にサブスクリプションを分けなさい」ということですね。

ということはドメイン毎に4TBのディスクを契約することになって、

そいつは使いにくいぞってことになるのかなって思いました。

 

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 別のDocsを確認してみましょう。

 

docs.microsoft.com

 

作成された Active Directory 接続

この画像から確認すると、

「only one active directory can be joined to a single subscrpition.」とあるので

やっぱりサブスクリプションを分けないとダメなのは確実。

 

まぁ、Windowsドメインに参加しないとSMBファイル共有は出せないのは

ある意味当たり前なので、そりゃ1対1になりますね。

 

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ドメイン間に双方向の信頼関係を結んでいる場合、

ドメインアカウントでアクセスできるのか?という点。

やってみないと何とも言えないなぁ…。

 

中途半端ではありますが、

今日は、この辺で。