仮想化基盤のあれこれ

とあるIT企業でプリセールス所属だけどポストセールス(いわゆるデリバリー)を担当してます。VMware社製品が中心でしたがそれ以外にも手を広げ始めました。まぁクラウド時代なのでAWSとかAzureとかですね。

AVDの画面色が変だ

こんにちは、Yos235です。

 

Horizon on AVD で画面発色が良くない、というお問合せを頂いた。

画面転送プロトコルの関連だろうとは思っていたのですが、

どうもこのあたりが怪しいらしい。

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Horizon Client の設定で、H.264のハイカラ―精度を許可という設定項目があります。

docs.vmware.com

 

Docsによると、

一方、H.264については

H.264 デコードはデフォルト有効

・エージェントがH.264ソフトエンコード対応していれば利用可能

 対応していなければ、Blastコーデックデコードを使用する

エージェントがハイカラー精度をサポートしている場合に利用可能

・ハイカラ―精度はデフォルト無効

 

一方、HEVC(H.265)は

・HEVCはAgent7.7以降

・HEVCのYUV 4:4:4はAgent7.11以降

・クライアントにHEVCデコード可能なGPUが必要

・HEVCはデフォルトで有効

 

ここがよくわからない点。

H.264 が選択されると Horizon Client は H.264 デコードを使用します

H.264 が選択されていない場合、 Horizon Client は Blast コーデック デコードを使用

 

 

docs.vmware.com

 

さらにこのDocsでは、HTMLAccessでの情報。

Chromeの場合(その他はダメなんか?)

・エージェントが H.264 エンコードをサポートする場合に

 HTML Access クライアントは H.264 デコードを使用

サポートしていない場合、HTML Access は JPEG/PNG デコードを使用

・新しい設定を有効にするには、リモート デスクトップや公開アプリケーションを切断してから再接続する必要があります。

 

docs.vmware.com

HTML AccessではBlast(HTTPS (HTTP over SSL/TLS))が使われます。

 

色々と腑に落ちないが、今日はこの辺で。