仮想化基盤のあれこれ

とあるIT企業でプリセールス所属だけどポストセールス(いわゆるデリバリー)を担当してます。VMware社製品が中心でしたがそれ以外にも手を広げ始めました。まぁクラウド時代なのでAWSとかAzureとかですね。

SD-WANからのSASEモデルへの深化

こんにちは、Yos235です。

 

情報系インフラといえば、ActiveDirectory、メール、ファイルサーバに加えて

ネットワーク、Webプロキシ、ウイルス対策、操作ログあたりがありますけど、

これをすべてインターネット越しに対応するソリューションが求められます。

そうなると情報系基盤はすべてVPN越しにオンプレDCにつなぐか、クラウドか、

はたまたそのハイブリッドという選択肢が考えられます。

 

情報系を一気にクラウドにするのは難しいのもあり、このサービスはこちら、

あのサービスはあちら、というSD-WAN的な制御が必要になりますけども、

ブランチオフィスにインターネット回線とプライベートな専用回線を引いて

制御する、いわゆるSD-WANのお手本的なネットワーク構成になってきます。

 

問題となるのは、SD-WANが設置できないというかコストが見合わない、端末。

在宅ワークがメインになってきた今、この端末をどうしようかという話になり、

それがSASEだよね、みたいな感じになっています。

 

端末型のVPNをクラウドにもっていくSecureAccessという外からのアプローチと、

ブランチオフィスからの通信をDCに集約して出ていく中からのアプローチとがあり、

必要であれば、Webプロキシ(CWS)もどうぞ、というのがVMware SASEとなります。

 

なので、VMware SASEは、

 ・SecureAcccessのみ

 ・SD-WANのみ

 ・SecureAcccess&SD-WAN

に加えて

 ・SecureAcccess+CWS

 ・SD-WAN+CWS

 ・SecureAcccess&SD-WAN+CWS

となっていて、CWSのみの利用というものが用意されていないです。(現時点では)

 

この界隈でめちゃ強い競合としては、みんな知ってるZscalerですが、両社は

テクノロジーパートナーとして組んでおり、VMware社の強みであるSD-WANと、

Webプロキシの業界リーダーであるZscalerの組み合わせは最強かと思う次第。

 

だいぶ宣伝っぽい記事になりましたが、今日はこの辺で。