仮想化基盤のあれこれ

とあるIT企業でプリセールス所属だけどポストセールス(いわゆるデリバリー)を担当してます。VMware社製品が中心でしたがそれ以外にも手を広げ始めました。まぁクラウド時代なのでAWSとかAzureとかですね。

vSphere with Tanzu という名のService

こんにちは、Yos235です。

 

Tanzuは日進月歩で進化を続けておるようでして、vSphereとしての新機能も

無いわけではないものの、多くはこれにリソースを費やされているのかなと

思ったりするわけで、情報を追っかけ続けないといかんな、というところ。

 

前回はWebで先駆者たちが書いてくれる記事でざっくりと概要を眺めたので

次は公式ドキュメントを読もうかなということで。

 

docs.vmware.com

 

ここから?って感じですが、スタート地点を間違えると迷子になっちゃうので

こういうところが大事なんですよ(凡人の言い訳)

 

ということで行ってみよー

 

これが、vSphere with Tanzuになることで

vSphere with Kubernetes

>vSphere with Tanzu は、Kubernetes 制御プレーンをハイパーバイザー レイヤーに直接作成します。

とありますので、クラスタ管理者がやる範囲をvSphere(インフラ技術者)が兼務する、みたいな考え方なのかな。準備は「ワークロード管理」を有効にするだけ、それを「スーパーバイザークラスタ」と呼びます。

 

vSphere管理者は、CPU/MEM/Diskをネームスペースとして切り出して開発者に渡す、

とあるところは、仮想マシンを作って渡す、と同じように見えますね。

この開発者に渡している「仮想マシン」は、「vSphereポッド」と呼ばれる特殊な

仮想マシンであるのだとか。(ある意味わかりやすい)

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vSphere ポッド ネットワークおよびストレージ

(vSphereポッドって、VDIのリンククローン/インスタントクローンみたいだな)

 

>vSphere ポッド は、ネットワーク スタックとして NSX-T Data Center を使用する スーパーバイザー クラスタ でのみサポートされます。

 

ってことはvDSだけでいいよ、って言ってたアップデートは何だったんだ。

(要調査ですな、この辺)

 

Tanzu Kubernetes Grid サービスは、vSphere上で動くサービスなのですが、

それで作ったKubernetesクラスタは、「Tanzu Kubernetesクラスタと呼びます。

なのですが、長くなったので次回に。

 

今日は、この辺で。